無料ツール
ギャラリーCRM項目チェックリスト
実務で使えるギャラリーCRMに必要な項目設計(スキーマ)を、1項目1行で「なぜ重要か」と例つきで整理。いま使っているスプレッドシートやMailchimpリストの棚卸しにも、後でインポートする連絡先シートの列設計にも使えます。
基本情報と連絡可能性
氏名、連絡先タイプ(コレクター、アドバイザー、アーティスト、機関、プレス)、メール、電話、会社名、SNS、住所(完全な住所)。なかでも最重要は「タイプ」:3人のクライアントのために購入するアドバイザーへのフォローは、初めてのコレクターとは別設計になります。関係性タイプごとの動き方はCRMガイドで解説しています。
関心と履歴
フォローしているアーティスト、関心のある技法・素材、価格帯、購入履歴、ビューイングルームでの反応、パスを含むオファー履歴。ギャラリーCRMで最も価値が高い単一項目は「直近で話した価格」です。前回の提示額より低いところから会話を再開すると、気づかないうちに利益を落とします。
同意と連絡先の来歴
配信同意、配信停止状態、連絡先の流入元(フェア、紹介、来廊、ウェブサイト)。同意項目は法務面の衛生管理であり、流入元は「どのフェアが本当に回収できているか」を教えてくれます。
このスキーマをスプレッドシートで回すのが限界になったら、同じ列構成のままギャラリーCRMソフトウェアにインポートできます。以後はエンゲージメントや販売履歴が手入力ではなく自動で蓄積されます。
よくある質問
- MailchimpやHubSpotだけではだめ?
- 汎用CRMは、作品、エディション、ビューイングルーム、委託といった概念を前提にしていません。そのため、このチェックリストの「アート特有の半分」が検索・集計できないメモ欄に押し込まれがちです。どこで破綻するかはCRMガイドで整理しています。
- 小規模ギャラリーで特に重要な項目は?
- タイプ、関心、購入履歴、直近で話した価格。この4つが「何を見せるか」「いくらで提示するか」を直接変えます。その他は運用しながら埋めていけば十分です。
- プライベートメモはどう扱うべき?
- 共有できるメモと、ディレクターのみ閲覧のメモは初日から分けてください。Art.industriesでは、権限に応じて見える範囲が分かれた別フィールドとして用意しています。
- 既存の連絡先リストはインポートできる?
- できます。現在のツールからCSVで書き出し、このチェックリストに合わせて列を整えてから、無料のCoreワークスペースへインポートしてください。AIによるマッピング提案と、取り込み前の検証プレビューが使えます。
- ルームのオープン数などのエンゲージメントデータは?
- そこはスプレッドシートでは永遠に持てない領域です。ビューイングルームの閲覧、作品ごとの注目度、キャンペーン反応は、記録が1つのシステムにまとまった時点で連絡先に自動で蓄積されます。
これらの項目が最初から入ったCRMへ
無料のCoreに連絡先を20件インポートして、コレクターのレコードを1つ開いてみてください。所有作品、閲覧したルーム、提示したオファー、同意状態。チェックリストがそのままソフトウェアになります。