機能
Contacts:作品とルームにつながるコレクターの記憶
ギャラリーの関係性は、別のCRMアプリではなく Contacts(`/contacts`)に集約されます。各レコードには、購入・閲覧した 作品、開いた ビューイングルーム、送付した 請求書、そしてアプローチ履歴を記録した Sends がひも付きます。このガイドでは、リストの使い方、詳細タブ、そして営業チームが実際に回すフェアブースでの流れを順に解説します。
Contactsリストを開く
サイドバーの Network 配下で Contacts を開きます。リストの操作感は Works や Artists と同じで、検索、並び替え、カラム選択、詳細フィルターが使えます。
便利なフィルターは、Contact type(Collector、Advisor、Artist、Institution、Press)、Has email、Do not email、そしてフェア用リストやアドバイザー階層のために付けるタグです。
ブースではまず名前とメールアドレスを入れて Add contact。デスクに戻ってから 詳細 を充実させましょう。
レコードを作成して詳細を入力する
Contactページのセクションナビゲーション:概要、詳細、画像、ファイル、リンク、メモ、アクティビティ。
詳細 では、Contact type、First name / Last name、Email、Phone、Company、Country、Tags を設定します。関係が電話中心の場合や、コレクターがマーケティング配信を停止している場合は Do not email を使います。
メモ には、ディレクターだけが知っておきたい文脈を残します(価格感度、紹介者、ギャラリー外で収集しているアーティストなど)。メモはギャラリー内限定が既定で、委託者ポータル には表示されません。
概要で購入履歴とルームを確認する
概要 には、この相手にひも付く Works(購入済み・展示済み)、ビューイングルーム、請求書、Exhibitions、Groups、Campaigns が表示されます。
作品を提案する前に、そのContactを開いて 概要 を確認しましょう。先月すでにルームで見ていないか、アドバイザーが代理でリンクを開いていないかを把握できます。
購入履歴は、登録担当者が管理する同じ在庫レコード に戻って紐づくため、Works 上の在庫状況と Contacts 上の履歴が一致します。
ルームとメール配信用のセグメントを作る
Contact segments(`/segments`)を開くと、ライブクエリを保存できます。たとえば「このアーティストから購入済み」「この展覧会に来場」「過去90日以内にルームを開いた」「国がオランダ」などです。
セグメントはメールキャンペーン や ビューイングルーム の招待リストにそのまま使えます。CSVを書き出さなくても、送信時に条件が再実行されるので、タグのスプレッドシートを別管理する必要はありません。
Groups と Mailing lists は、開幕プレビューのVIPやプレス向けなど、固定リストに向いています。Segments は、週ごとに変わる行動ベースの絞り込みに最適です。
フェアの流れ:Contactから内金まで
ブースで会話したあとの一般的な流れは次のとおりです。
- Contact を追加または開き、気に留めていた作品を メモ に残す。
- その 作品 から ビューイングルーム を作成し、ルームパネルから送信する(Sends に記録されます)。
- 選ばれた作品に ホールド を設定し、チーム全体の Works 在庫表示を更新する。
- 作品またはContactから 請求書 を作成し、内金用に Stripe payment link を送る。
- 入金されたら、Contactの 概要 と作品の 概要 の両方に販売が反映されます。
インポートと配信設定
Contacts → インポートウィザードから、CSVまたはMailchimpのエクスポートを取り込みます。列をマッピングし、メールアドレスで重複候補をプレビューし、確認して統合します。
配信停止と Do not email の設定は、Emails キャンペーンと一括 Sends の両方に適用されます。請求書リンクや1対1で送るルーム招待などの取引メッセージは、メールキャンペーン で別ルールとして案内しています。
アドバイザーとの関係は、コレクターの Links タブにアドバイザーContactを紐づけておくと、どちらから連絡があっても両方のレコードをすぐ確認できます。
権限と機密性
ワークスペースの権限で、誰が委託の配分やディレクターの メモ を見られるかを制御します。担当者は通常、在庫状況とリスト価格を確認でき、ディレクターは値引き履歴やルーム・作品の機密フラグまで見られます。
一般検索に出したくないオファーを扱うときは、ビューイングルーム や作品を機密扱いに設定します。特にセカンダリーマーケット の案件で有効です。
よくある質問
- これはMailchimpの代わりになりますか?
- 多くのギャラリーでは、はい。Contacts、Contact segments、Emails キャンペーンが標準搭載されています。既存リストを残したい場合はセグメントをMailchimpにエクスポートできますが、通常のキャンペーンは Contacts からライブで読み込みます。
- あるアーティストから購入した人を全員見つけられますか?
- はい。Contact segments で購入履歴を条件にし、Artist を絞り込みます。同じセグメントをキャンペーンにもルーム招待リストにも使えます。
- ビューイングルームの閲覧はどこに表示されますか?
- Contactの 概要 と アクティビティ に表示されます。ルーム分析は、フォローアップ用の email のセグメント条件にも反映されます。
- アーティストはコレクターの個人情報を見られますか?
- 既定では見られません。ポータルアクセスを持つアーティストには、自分の作品と 委託明細書 のみが表示され、コレクター名は、意図的に共有しない限りギャラリー側に留まります。
- フェア会場でもモバイルでCRMを使えますか?
- はい。通信状況が許せば、モバイルWebビューから1分以内でContactの追加、既存ルームの送信、ホールドの設定まで行えます。